経営方針

取引先・職人等の皆様には平素より格別のご支援ならびにご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。

当社のサービスは大きく分けて2つ

弊社の事業は大きく分けて下記の2つ。
よく皆さんが仰られるのは一つの事業に集中しなさいという意見もあります。
当社があえてこの2つの事業を行っている理由は主に2つ

  1. リスクの分散
  2. 今後も需要が伸びる未来が見える事業

限りある資源を2つに分けて投資すること、同時にECサイトを運営することによって、当社の知名度と技術を伝える手段となっおり、相乗効果があると考えています。

建設業 リフォーム事業

リフォーム事業は競争が激化し、道を歩けばリフォームの看板が見られるほどにレッドオーシャンの市場です。
その中でも当社は今後の住宅市場では、お客様と人生を通じて一生付き合っていくための建設業といったことを考えた時に、建設業の中でもあえてリフォーム業に特化することに決めました。
当社では、営業-工事-管理-点検・メンテナンスまで一貫して行っております。

近年、歩けばリフォームの看板が見られるほど業者が増えている中で職人の数は減少している、といった不思議な現象が増加しているのにお気づきでしょうか。
主な原因は営業だけの中抜きブローカーのような会社が増えたからだと業界の人間として感じております。

安普請な工事、手抜き工事、安い材料を使った工事、技術のある会社の倒産


結果的に上記のような事態を招いており、お客様の相見積もり・業者の安売りによって、利益が残らない。
そのために原価を抑える、工事の質を落とすといった事態が増加傾向にある昨今。

当社も1部の工事では外注の職人さんに来てもらうことはありますが、それは当社でも工事ができるのに”もっと良いサービスがお客さんに提供できる”という理由のもとお願いしています。
基本的には自社施工で工事を行い、他社にも負けない技術と高品質な材料を使うため”材料代や原価を抑える”といったことはお客様の都合でない限り行いません。

当社は、相見積もりも歓迎しておりますしブローカーによる中抜きもないため、適正価格でお客様に金額を提示しています。
また、見積り提示後に金額の交渉がある場合、工事の質を落として結果的にお客様のためにならない工事になる恐れがある場合は、基本的に全てこちらから工事の受注をお断りさせていただいております。

ECサイト運営

主な自社製品はレザーを使った商品が中心。
自社で開発-制作-販売を一貫して行なっております。
OEMでも良かったのではないか、とよく言われることや代理店として販売だけでよかったのではないか
と言われることもありました。

”良いものを作って、お客様に届ける”

これだけは譲れません。
結果的に自社で商品を開発-制作-販売をすることによって、メーカー様が自分の商品を大切にしてくれる販売業者に商品を預けたいという気持ちも理解することができました。

昨今の副業ブームの関係もあり、口先だけで商品を扱わせてくれ!御社のブランドイメージを崩さない!といった発言や問い合わせも増加し、結果的にECサイトの安売り合戦のようなものが始まり商品が溢れる時代に突入。

メーカーに寄り添えない販売業者の増加、まるでリフォーム業と同じ。
そして、具体的にどういう施策を取って商品のブランドイメージを崩さないのか?といった施策や形が全く見えないのが販売業者の現状と課題であります。

我々メーカーにとって、開発した商品はまるで自分の子供。
安いから選ばれるのではなく、愛着が生まれた商品であり、お客様に長く使って欲しい、大切にしてほしい、最後に私たちのことを少しでも知ってほしい。
中途半端な気持ちで目先の利益だけで、他社の販売業者に商品を扱って欲しくない。
この気持ちは我々のような商品を開発するメーカーに共通して言えることではないでしょうか?

しかし、販売と開発や制作は分業する方が効率がいいのが実際の中小企業の現場の状況です。
弊社では開発と販売を完全に責任者を完全に2人に分けて、メーカーとして必要な課題を連携して試行錯誤しております。

また、販売の課題は決して逃げることはできないため、課題を解決すべく弊社では、SNS・Google・Youtube動画・文章・ECサイト・広告といった資源を投下して全力で真っ向勝負しております。
そして、メーカーの他社の商品を扱う際には”本当に良い”と思った商品を扱わせていただき、全力でお客様に届けるお手伝いをさせていただき共に繁栄することを誓います。

当社の今後の展望について

[戦略1]本当に良いものを作る

商品が溢れて、本当に良いものだけが残る時代に突入した。
残る課題は売り方だけだ。


私はそう確信しています。
安いから売れる商品、広告やインフルエンサーによって売れた低品質な商品が世の中に溢れています。

しかし、この商品は売れ続けているのでしょうか?
日本では人口が減っている中でお客様の数も減少し、複数のお客様に商品を届けるのも大事ですが、一番大切なのはLTVと呼ばれる1人のお客様に商品を何度も購入していただくことが今限りなく注目されています。

それは日常で使う消耗品だからではないのか、と考える人もいますがそれは違うと断言できます。

お客様は本当に良いと思ったものは人にも勧めるし、比較検討して選んでいます。
実際に当社の商品である”レザー商品”のように、短期間で何度も買わない財布を”同じお客様が購入してくれる”といったことが現場で起きています。

なぜ同じものを購入していただけるのか?とお客様に聞いたところ、色違いのコレクションはもちろん、本当に良いものだからプレゼント用に買っているとのこと。

当社としてはこれ以上の喜びはなく、その時に確信しました。
時間をかけて、お客様にとって本当に良いものを作れば絶対に売れる。
そして、あとは売り方を試行錯誤するだけだと。

[戦略2]メーカーの本当に良い商品販売させてもらう

当社では”本当に良いと思ったもの”を扱うため商品数が少ないのが現状。
もちろん、自社の売り上げのために他社メーカー様の販売している商品があるのも紛れもない事実。
しかし、それでも安く販売するのではなく、上代以下の料金設定では商品を販売しない方針をとっています。

また、当社では定期的に王手通販サイトなどの商品をチェックして、本当に良さそうなものを仕入れています。
その中で、本当に良い商品だと思った企業やメーカー様にはお声をかけさせていただきお互いに協力して、当社だけでなく取引するメーカーさんと一緒に前に進める、そんなメーカー様とだけ取引できることを構想しております。

そして、取引させていただいたメーカー様の商品は自社の商品と同じように、SNS・Google・Youtube動画・文章・ECサイト・広告といった資源を投下して全力で真っ向勝負で販売します。

締めのご挨拶

リフォームだけでなく商品やサービスともに共通して言えることは、お客様のもとに届けて、満足して喜んでもらえるようなサービスを届ける。
その対価として、報酬をいただくのが大前提です。

近年、低品質なサービスが蔓延して売れれば良いと考えている会社やブローカーが増えていますが、弊社の使命としましては、本当に良いサービスを提供するためにはどうするのか?試行錯誤し、真っ向から王道の戦いを挑んでいく次第です。
そして、サービスの品質の向上及び販売促進活動にも手を抜かずに、弊社に関わった人たちに感謝されるような会社を目指します。

最後にお客様、職人の方々、取引先の皆様、仲間に株式会社store39に関わって良かったと思える会社に致します。
ここまで文章を読んでいただきありがとうございます。
今後とも弊社をどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社store39 代表 土井健史